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伝統工芸師、山井竹玄先生のところに北斗園から赤ちゃんの産毛(胎毛)が届けられました。
封筒の中身は、生まれて1年〜2年ほどの赤ちゃんの産毛(胎毛)です。
(中には、5年前に切り収めて置かれたお姉さんのものと、一昨年ご出産された赤ちゃんのものが同じ姓で封書に名前が書かれ、一度に2本ご注文された方もあります。 |
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ご注文下さったお客様からお預かりしている赤ちゃんの産毛(胎毛)です。
2〜3枚のティッシュで折りたたまれて大切に送られたものですネ。
だいたい8センチ以上の長さで、量は大人の親指くらいあれば長くてりっぱな筆軸とバランスがとれます。量が少ない場合にはお母さんの髪の毛を別にして送って下されば、外回りに赤ちゃんの産毛(胎毛)を使い加工しますので大丈夫です。
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今度は包み換えて産毛(胎毛)の癖を直します。
包み換える時には違う赤ちゃんのものと間違えないようにちゃんと名前を紙に書いてあります。 |
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ちゃんと包むと次は水に濡らします。
濡らしましたら、硬い鉄板の上に載せ並べます…
そして上からも覆って挟み込み、紐で結びます。 |
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ガスコンロの上に大きな鍋を載せ、その中でグツグツ4時間〜5時間炊きます。
さ〜あ、赤ちゃんたちの癖毛が真っ直ぐにのびて、筆らしくなってくれるでしょうか?
楽しみですネ〜…そしてその後は1日〜2日間乾燥させます… |
↓↓↓(乾燥するまで、おやすみ〜) |
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乾燥しましたら、今度は、毛もみ作業に入ります。
まずは、櫛ですいて短い毛を取り除きます。
これぐらいの長さと量の赤ちゃんの胎毛(産毛)があれば立派な軸とよくバランスが取れますネ。 |
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灰をまぶします。
赤ちゃんの胎毛(産毛)に染み付いている油を取り除く作業です。
隠し技のようなものでしょうか? |
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火のしという作業です。
さらにこの作業をすることにより油は飛びます。
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手揉みで穂を馴染ませますのでさらに油が消えていきます。
温かな手作業によってプロの真心が赤ちゃん筆には込められて行くのです。
これらの作業を事細かに繰り返すのです… |
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寄せ金を使い、際を揃えていきます。
きちんと揃い始めると、いよいよ穂先の完成へと近づいているような気配を感じます… |
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ここでは寸木を用いて胎毛(産毛)を一定の長さに揃えます。
この胎毛の長さは1寸7分の長さに揃えるということです。
お客様から頂く胎毛(産毛)の長さは、まちまちですが、今回はこの数字で加工します。
(「1寸」とは尺貫法で約30.3oのことです)
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混ぜ合わせの作業です。
偏りの無い穂先を作るために、少しづつ取り分け、混ぜ合わせます。
この作業を繰り返します… |
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次回に続きます… |
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伝統工芸師 山井竹玄先生
※取材の日、どうしてもカメラアングルの中に収まろうとしてすましてポーズを取っているのは猫のミーちゃんです。
現在、福原先生が赤ちゃん筆を制作されておられますのでご了承下さい・・・ |